写真を始める時には誰しもが憧れる玉ボケ。
撮影技法の一つですが、使いこなせるとおしゃれで幻想的なテイストの写真を撮ることができるようになります。
ここでは「玉ボケ」を簡単に作るためのコツをご紹介します。
イルミネーションをバックに被写体を撮影したり、夜の街並みを撮影したりする時は特に、玉ボケを入れるだけでとてもオシャレな仕上がりになるので、ぜひ実践してみましょう。
玉ボケとは
玉ボケとは、光源に敢えてピントを外すことで、光が丸っぽくシャボン玉のように浮かび上がってくる技法のことです。
イルミネーションの写真で玉ボケを作るとこのようになります。
モデルの背景で玉ボケを作ることで幻想的な雰囲気を醸し出すことができます。
また、玉ボケを単体で写し出す撮り方もあります。
単にカラフルな光を写す時や、ワンパターンの色でも形次第では幻想的な仕上がりにすることもできます。
ポイント①キラキラ光っているポイントを探す
まずはキラキラ光っているポイントを探しましょう。
玉ボケは光をシャボン玉に変える技法なので、光が必要になります。
夜景であれば街灯や車のライト、日中であれば逆光になっているところをを探して撮ると良いでしょう。
ポイント②F値を一番低くする
F値を低くすればするほど玉ボケを作りやすくできます。
だいたいf2.0前後に設定するのが推奨なので、F値が2以下のレンズがあればそちらを優先的に使用しましょう。
おすすめのF値=f1.4〜f2.0
ポイント③被写体にカメラを近づける
玉ボケを綺麗にするためには、そもそも背景をボケやすくする工夫も必要です。
背景をボケやすくするコツとして、次のようなものがあります。
- 被写体がカメラに近い
- カメラが背景から離れている
カメラの構造上、ピントの合っている部分がカメラに近く、ボカしたい背景がカメラから離れていればいるほど、背景がボケるようになります。
カメラをあまりに被写体に対して近づけ過ぎてしまうとピントが上手く合わないので、距離感は適度に調整しましょう。
ポイント④できれば望遠レンズで撮る
玉ボケは望遠レンズを使うことで作りやすくなります。
望遠レンズは焦点距離が長いため、その分被写界深度を浅くなり、背景がボケやすくなります。
被写界深度については下記の記事でも解説しています。
推奨としては、35mm換算で焦点距離70mm以上のレンズを使うと良いでしょう。
まとめ
さて、ここまで玉ボケの綺麗な作り方についてご紹介しました。
ポイントを整理すると、下記の通りです。
- キラキラ光っているポイントを探す
- F値を一番低くする
- 被写体にカメラを近づける
- できれば望遠レンズで撮る
fotootakuオススメの望遠レンズはこちら紹介しているので、ぜひご覧ください。
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