ついにSIGMAからSony Eマウント、Lマウント用のミラーレス専用設計のレンズが発表されました。
- SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art
- SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art
- SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary
発表された3本の基本的なスペック、発売日、価格について紹介していきます。
また、このレンズ以外にも、Lマウントレンズの発売スケジュール、EOS-Mマウント化、Classic Art Primeについても紹介していきます。
本日発売されたシグマのフルサイズミラーレスカメラ”SIGMA fp”についてはこちら。
目次
SIGMA 35mm F1.2 DG DN
- 発売日:2019年7月26日(金)
- 希望小売価格(税別):190,000円
- センサーサイズ:フルサイズ用
- マウント:Sony Eマウント / Lマウント
- 最短撮影距離:30cm
- 最大撮影倍率:1:5:1
- フィルター径:φ82mm
- 最大径 × 長さ:φ87.8mm × 136.2mm
- 重さ:1,090g
こちらはArtラインから発売されるSony EマウントとLマウントのミラーレス用単焦点レンズです。
35mmと言えば2012年に発売されたシグマの代表作SIGMA 35mm F1.4 DG HSMを彷彿とさせますが、7年越しにミラーレス用として新たな伝説級のレンズになりそうな予感がします。
F値はSonyのレンズにもないシグマ初のF1.2という明るさで、そのボケの綺麗さ、解像度も気になるところです。
このサイズ感を見て真っ先に思い浮かんだのはシグマの超高性能レンズSIGMA 40mm F1.4 DG HSM。
どのメーカーのレンズをも上回る圧倒的な解像度、徹底的に抑え込まれた収差など、シネレンズで要求される高い光学性能を達成した40mmに似たこのサイズ感が、シャープな写りと美しいボケを見せてくれそうな期待をさせてくれます。
- SIGMA公式ページより引用
- SIGMA公式ページより引用
このレンズには絞りリングが搭載されており、クリックのON/OFFが可能なので、クリックをオフにすることで動画撮影にも最適なレンズでしょう。
また、AFLボタン(Sonyでいうフォーカスホールドボタン)も搭載されており、自分の好みで機能を割り当てることができ、撮影をより快適なものにしてくれます。
- フルサイズミラーレス専用設計 (Sony Eマウント / Lマウント)
- シグマ初のF1.2
- 解像度の高い描写
- 絞りリング搭載 / AFLボタン搭載
- 瞳AF対応 / 防塵防滴仕様
SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
- 発売日:8月
- 希望小売価格(税別):75,000円
- センサーサイズ:フルサイズ用
- マウント:Sony Eマウント / Lマウント
- 最短撮影距離:28cm
- 最大撮影倍率:1:7:3
- 最大径 × 長さ:φ85.0mm × 131.0mm
- 重さ:795g
遂にシグマから登場した待望のミラーレス専用設計の広角ズームレンズ。
やはりまず驚くのはそのコンパクトなサイズ。14mmから始まるF2.8の広角ズームレンズでいながら、かなりコンパクトで軽量なレンズを実現。
シグマより2mm画角の狭いSonyのFE 16-35mm F2.8 GMは、最大径 × 長さがφ88.5mm × 121.6mmで重さは680gとそれほどの差はありません。
ショートフランジバックの恩恵はかなり大きそうですね。
光学性能に定評のあるArtラインからの発表であり、これまでも高い解像度を誇る広角ズームレンズを発売してきたことから、今回もその性能の高さには期待できますね。
- SIGMA公式ページより引用
- SIGMA公式ページより引用
また、新しいコーティング技術を使用し、逆光に強いレンズとなっています。
このレンズにはリアフィルターホルダーが標準で搭載されており、市販のシートタイプのフィルターをレンズの後部に装着することが可能です。
AFLボタンも搭載され、機能をカスタマイズすることができより快適な撮影が可能です。
瞳AFにももちろん対応し、防塵防滴仕様となっており、どんな撮影環境下でも高いパフォーマンスを発揮してくれます。
Sonyのカメラや、Lマウントカメラで風景写真を撮影する方にとっては最良の選択肢となるでしょう。
- フルサイズミラーレス専用設計 (Sony Eマウント / Lマウント)
- 小型軽量設計ながら超高解像な描写
- 新しいコーティングを採用し逆光に強い
- リアフィルターホルダー搭載
- 瞳AF対応 / AFLボタン搭載 / 防塵防滴仕様
SIGMA 45mm F2.8 DG DN
- 発売日:2019年7月26日(金)
- 希望小売価格(税別):190,000円
- センサーサイズ:フルサイズ用
- マウント:Sony Eマウント / Lマウント
- 最短撮影距離:24cm
- 最大撮影倍率:1:4
- フィルター径:φ55mm
- 最大径 × 長さ:φ64.0mm × 46.2mm
- 重さ:215g
こちらはContemporaryラインから発売されるSIGMA 45mm F2.8 DG DNです。
まず目を引くのはそのデザイン。
高級感溢れる金属製のボディとスタイリッシュなデザインでa7シリーズのカメラにはもちろん、Leicaのカメラとの組み合わせは非常に相性が良さそうです。
このレンズの特徴は、徹底的にこだわった”ボケ“です。
被写体前後のボケはもちろん、合焦部分に近接した範囲、いわゆる微ボケ・小ボケ部分からも柔らかにボケていくよう球面収差をコントロール。ボケ像の周縁部をソフトににじませることで二線ボケなどを抑制し、前景・背景の滑らかな描写により被写体の立体感を高めます。
確かにボケはとても滑らかで、ピントの合った箇所から徐々に柔らかく綺麗にボケています。
- SIGMA公式ページより引用
- SIGMA公式ページより引用
右の作例ではピントの合った部分のシャープさと、背景のボケの綺麗さが際立ちます。
- フルサイズミラーレス専用設計 (Sony Eマウント / Lマウント)
- 小型軽量で携帯性抜群
- 徹底的にこだわった滑らかなボケ
- 鏡筒に金属素材を採用
- 絞りリング搭載 / 瞳AF対応
レンズキットのSIGMA 45mm F2.8 DG DNについてはこちらで詳しく紹介しています。

Lマウント用
SIGMA 45mm F2.8 DG DN Lマウント
Lマウント用レンズ発売スケジュール
CP+2019でも発表があった通り、既存のArt単焦点レンズ11本+Contemporaryシリーズの3本のDC DNレンズの合計14本のレンズがLマウント用として発売されます。
その発売スケジュールが以下のようにアップデートされました。
8月下旬 ~ 9月中旬:SIGMA 35mm F1.4 DG HSM / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM / SIGMA 85mm F1.4 DG HSM
10月頃:SIGMA 20mm F1.4 DG HSM / SIGMA 24mm F1.4 DG HSM / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM
12月頃:SIGMA 28mm F1.4 DG HSM / SIGMA 40mm F1.4 DG HSM / SIGMA 105mm F1.4 DG HSM
2020年:SIGMA 14mm F1.8 DG HSM / SIGMA 70mm F2.8 DG HSM / SIGMA 16mm F1.4 DC DN / SIGMA 30mm F1.4 DC DN / SIGMA 56mm F1.4 DC DN
リンク先は各レンズについての詳細な記事となっています。気になるレンズありました参考にしてみてください。
Lマウントレンズが続々と加わっていきますね。シグマからLマウントカメラが発売されますし、Lマウントアライアンスが盛り上がってきそうで楽しみです。
EOS-Mマウントレンズ
シグマは既存のSony Eマウント、マイクロフォーサーズマウントで発売しているDC DNの3本のレンズ (SIGMA 16mm F1.4 DC DN / SIGMA 30mm F1.4 DC DN / SIGMA 56mm F1.4 DC DN) をEOS-Mマウントでも発売することを発表しました。
これから購入される方もこの単焦点レンズと一緒に購入することで写真の楽しさが広がること間違いなしです。
Classic Art Prime
シグマの新しいシネレンズも発表されました。
写真のみを撮る方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、シグマは映画用のハイエンドレンズ(シネレンズ)をも生産しています。

SIGMA CINE LENS
日本国内をはじめ、世界中の映画の撮影にも使用されているようで、その高い描写性能から多くの人気があります。
今回の発表では、この10本の単焦点シネレンズにコーティングをせずに製造することで、ヴィンテージ感のある暖色系の色調が特徴の写りを生み出すとのことです。
私たちが普段使用する写真用のレンズでは見られない、なんとも懐かしいような温かみを感じる素敵な映像でした。
発表会の動画で25:00辺りから実際にこのレンズで撮影したショートムービーを見ることができます。
購入して撮影する方はなかなかいないと思いますが、このレンズを使用して撮影された映画を観るのが楽しみですね。
写真用レンズでもこんな美しい写りを見せてくれるレンズが欲しい、、。
まとめ
当初はレンズ3本の発表イベントと噂されていましたが、蓋を開けてみると新しいフルサイズミラーレスカメラやヴィンテージルックのシネレンズなどワクワクする内容ばかりでした。
待望のミラーレス専用設計のフルサイズ用のレンズはどれも異なったコンセプトを持ち、それぞれのスペックも魅力的なものでした。
いち早く使ってみたいこれら3本のレンズ、7月,8月の発売が楽しみですね。
本日発売されたシグマのフルサイズミラーレスカメラ”SIGMA fp”についてはこちら。

他にも様々なカテゴリー毎にまとめたシグマのレンズを紹介してますのでこちらも参考にしてみてください。

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