大三元レンズとはプロが使用するハイスペックな3本のズームレンズで、広角域の14-24mm、標準域の24-70mm、望遠域の70-200mmをF2.8でカバーするまさに憧れのレンズです。
シグマからは以下の3本が発売されています。
これらのレンズは24-70mmが2017年、14-24mmと70-200mmが2018年(ニコン用は2019年)に発売と、どれも最新の技術が投入されており、CanonやNikonのレンズよりも性能が高く、ハイクオリティな描写を見せてくれます。
- 3本がカバーする焦点距離
- F2.8という圧倒的な明るさ
- 最新設計
- CanonやNikonを上回る性能
- 抜群のコストパフォーマンス
ではシグマの大三元レンズについて、そのオススメする理由とともに詳しく説明していきます。
目次
大三元レンズとは
大三元レンズとは、どのメーカーもラインナップするF2.8通し(どの焦点距離でもF2.8)の広角、標準、望遠の3本のズームレンズのことです。
広角側は14mm, 15mmあたりから始まり、望遠側は200mmまでを3本のF2.8のズームレンズで撮影することができます。
この3本さえあればどんな被写体でも対応できる、プロがこぞって使用する万能かつ高性能なハイエンドレンズです。
その3本揃えれば「最強」である存在から、麻雀の役の一つで”白” “發” “中”の3種類を揃えて成立させる役満、「大三元」から名前が取られました。
F2.8の広角・標準・望遠ズームレンズ3本のこと。
この3本さえあれば何でも撮れる、プロが使用するハイエンドレンズ。
焦点距離:大三元レンズ
大三元レンズの焦点距離は各メーカーごとにわずかに違います。
標準ズームは24-70mm、望遠ズームは70-200mmであることがほとんどですが、広角ズームレンズの焦点距離が14-24mmと16-35mmの2パターンにわかれます。
それぞれのメーカーがどのような焦点距離の大三元レンズを発売しているかまとめてみました。
広角 | 標準 | 望遠 | |
Canon | 16-35mm F2.8L III USM | 24-70mm F2.8L II USM | 70-200mm F2.8L IS III USM |
Nikon | 14-24mm f/2.8G ED | 24-70mm f/2.8E ED VR | 70-200mm f/2.8E FL ED VR |
Sony | 16-35mm F2.8 GM | 24-70mm F2.8 GM | 70-200mm F2.8 GM OSS |
SIGMA | 14-24mm F2.8 DG HSM | 24-70mm F2.8 DG OS HSM | 70-200mm F2.8 DG OS HSM |
広角側を2mm伸ばすか、24~35mmの間の焦点距離を標準ズームレンズと重複させるかの違いですが、広角側の2mmの差は数字ではわずかですが、画角には大きく影響を与え、より広くダイナミックな写真が撮れます。
24~35mmを重複させることでレンズ交換の手間は若干省かれるかもしれませんが、個人的には広角側を2mm伸ばし、3本のレンズでの表現の幅を広げたいところです。
ちなみにですが、標準ズームレンズ24-70mmに手ぶれ補正の機能がついているのは、NikonとSIGMAです。
広角はSIGMAとNikonが14-24mm、CanonとSonyが16-35mm。標準は24-70mm、望遠は70-200mm。
広角の2mmの差で画角は大きく変わるので、より広角の14-24mmがオススメ。
F値:大三元レンズ
これほど長い焦点距離を持ちながらF値が2.8というのはやはり便利でハイクオリティな写真が撮れます。
当たり前なことですが、カメラ側の設定はそのままでもレンズを交換するだけですぐに違う画角の写真が撮れますし、何より非常に明るいです。
F2.8であることで、広角側は星空の撮影にも使えますし、標準ズームは夜や暗い場所でのポートレートやスナップなどにも適しています。

SIGMA公式ページより引用 (SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM)

SIGMA公式ページより引用 (SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM)
また、望遠ズームではスポーツ、モータースポーツなどのシャッタースピードを極力速くしたい場面でも思うままに撮影できるでしょう。

SIGMA公式ページより引用 (SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM)
性能 / 解像度:大三元レンズ
どのメーカーの大三元レンズもほとんど同じ焦点距離とF2.8ということで、判断基準としてレンズを選ぶ上で重要な要素の1つ、”解像度”を各メーカーのレンズごとで比較してみました。
それぞれのレンズの解像度の比較は各記事にて行っていますのでぜひ参考にしてください。
比較して実感しましたが、やはりSIGMAのレンズは解像度がすごいです。
正直言えば、SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSMにはもう少し期待していましたが、SIGMA 14-24mm DG HSMの解像度はかなり突出していますし、SIGMA 70-200mm DG OS HSMも他のメーカーよりも優れた解像度を持っています。
70-200mmについてはヨドバシカメラの作例をみても、SIGMAらしくかなり解像度が高くシャープに描写されています。
参考 SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | SportsPHOTO YODOBASHI作例:SIGMA大三元レンズ
作例:SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
作例:SIGMA 24-70mm F2.8 DG OS HSM
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
作例:SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
価格:大三元レンズ
大三元レンズはプロが使う最高性能のレンズなので、どうしても高価になってしまいます。
CanonやNikonのレンズの価格をチェックしたところ、どれもおよそ20万〜30万ほどの値段になっていました。
Canon 大三元レンズ
Nikon 大三元レンズ
Sony 大三元レンズ
SIGMA 大三元レンズ
SIGMAの大三元レンズはキャノンマウント、ニコンマウント、シグママウント用が発売されています。
SIGMAの大三元レンズはそれぞれ以下の価格になっています。
Nikonマウント用
SIGMAマウント用
Nikonマウント用
SIGMAマウント用
どれも15万円以下で、他メーカーの半値ほどで購入できそうです。
それに加えて、SIGMAの3本はどれもこの1年半以内に発売されているので最新の設計と技術が投入されているので安心です。
また、シグママウント、もしくはキャノンマウントにマウントコンバーターMC-11をつけることでSonyのa7シリーズでも使用できます。
Amazonでの買い物は、Amazonギフト券にチャージしてからの購入がお得。
現金チャージするたびに、チャージした金額 × 最大2.5%分のAmazonポイントが貯まります。
有効期限はチャージしてから10年間なので安心。オートチャージ設定も可能です。
- Amazonギフト券にチャージするたびに最大2.5%のポイントが貰える
- チャージした金額はその日から10年間有効
最大2.5%のポイント獲得
チャージしてから購入、簡単でお得です。
コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払いで。
まとめ
この最高峰のズームレンズと呼ばれる大三元レンズがSIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSMの発売によってついに揃いました。
誰しもが一度は憧れた大三元レンズがこの価格でクオリティの高い写真が撮れるというのは革命です。
ぜひこの3本でワンランクもツーランクも上の写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
それぞれの大三元レンズの詳細記事も書いてますので、気になったレンズがあればそちらもぜひご覧ください。
SIGMAの一眼レフ用おすすめレンズについては以下の記事にまとめてありますので、こちらも参考にしてみてください。

フォトオタクでは他にも様々なカテゴリー毎にまとめたシグマのレンズを紹介してます。

コメントを残す