シグマからArtラインの単焦点F1.4シリーズの最新レンズ、SIGMA 28mm F1.4 DG HSM が発売されました。
28mmはあまり聞かない、選ばない焦点距離だと思います。
標準として名高い35mmと、広角の代表格の24mmとの間に位置するこの28mmのレンズは意外にも「あれ、すごいしっくりくる。」と24mmと35mmには表現できない絶妙な一瞬を形にすることができます。
また、このレンズは性能からしてもプロが使うようなレンズのクオリティですが、これからフルサイズのカメラを買おうとしている、持っている人が普段使いするレンズにとてもオススメです。
そのオススメな理由と、このレンズの魅力について紹介したいと思います。
日常にある28mmという焦点距離
見出しにもある通り、28mmという焦点距離の画角は私たちの日常にあります。
SIGMA公式ページから引用
それは、iPhoneの画角です。
iPhone7plusやiPhone8,iPhoneXなどは35mm換算で28mmという焦点距離になります。
お持ちの方は試しにカメラを起動させてみて下さい。
昔のカメラみたいに画角が狭くなく、”ちょうどいい”感じがしませんか?
“1x”と書かれているボタンをタップすると”2x”となり、約56mmの焦点距離になります。
iPhoneに慣れ親しんでいる私たちは50mmという焦点距離では少し寄りすぎているように感じると思います。
また、iPhoneで撮影するときにズームってしますか?
私もそうですが、基本的にカメラをつけてズームせずにそのままの画角(35mm換算で28mm)で撮りませんか?
少し遠かったり、少し近いのであれば自分が動いてちょうどいい構図になるように調整しませんか?
また、28mmという焦点距離は人間の視野(目に入る範囲)に近いので、見たままをそのまま写すことができます。
SIGMA公式ページより引用
この日常にある焦点距離の画角は私たちはとても慣れ親しんでいるので、一眼レフやミラーレスで撮影するときにも違和感なく、思ったままの景色をそのまま写し出すことができます。
ある意味「普通」の画角ですが、その汎用性は高くこの28mmを「標準」の焦点距離としても重宝します。
F1.4が魅せるボケ
SIGMAではもはや定番となりましたが、このレンズも開放のF値がF1.4です。
広角のレンズはなかなかボケにくいですが、被写体に少し寄ると背景が思った以上に綺麗にボケてくれます。
SIGMA公式ページより引用
ボケも綺麗でまるで写真が上手くなったと錯覚してしまいそうですね。
また、F1.4という明るさによって、暗い場所でも思ったままの写真を撮ることできます。
SIGMA公式ページより引用
SIGMA公式ページより引用
Top of 28mmのレンズが持つ最高性能
28mmでF1.4というレンズは他にはあまりなく、NikonのAF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDとCarl ZeissのOtus28mm F1.4があります。
今回はこの2つのレンズとの比較が海外のレビューサイトに上がってたのでこれらのレンズと比較します。
ちなみにNikonには、AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G、CanonにはEF28mm F1.8 USMとEF28mm F2.8 IS USMがありますが、F値が違う上に、性能に大きな開きがあるようでレビューサイトでも比較されていないようなので今回は触れません。
LenstipとePhotozoneのSIGMA 28mm F1.4 DG HSMのレビュー記事を参考に、いいポイント、よくないポイントをまとめた上でNikon,Carl Zeissとの比較も紹介していきます。
オススメポイント
- 中央部分での素晴らしい画質
- APS-Cセンサー端での非常にいい画質
- フルサイズ端での良好な画質
- ピントの外れた部分の綺麗なボケ
- 高速で正確かつ静かなオートフォーカス
- 防塵防滴
- 軸上色収差問題ない
- 倍率色収差もほとんど見られない
- 歪みはこのクラスでは最小
- コマ収差はよく補正されている
- 非点収差も極めて少ない
色々と難しい言葉も出てきますが、簡単に言うと、解像度(シャープさ抜群)でボケも綺麗。

AFの速さと精度は高く、防塵防滴なのでどんな環境でもタフに使える。
その他の歪みや画質を劣化させたり変な色が出る現象も極めて少なく作られています。
注意するポイント
- 開放での周辺光量の低下
- 逆光耐性
- シグマにしては高価格
開放での周辺光量の低下はどのレンズでもほぼ同じように起こるので仕方がないように思います。
ゴーストやフレアはF8に絞ったときに目立つようなのでF1.4~F4で使用するのであれば逆光耐性はあまり気にならないように思います。
操作性に優れ、オートフォーカスは正確で、徹底的に抑えられた収差と高い解像度によって素晴らしい描写を見せてくれる。手頃な価格で広角レンズユーザーを魅了するだろう。この優れたレンズにEditor’s awardを送りたい。
とのことで総合評価が5段階中5の満点となりました。
どちらもコメントを見てもかなり高い評価となっていて、クオリティーの高いレンズだということがわかります。
価格:SIGMA 28mm F1.4 DG HSM


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シグマ SIGMA カメラレンズ 28mm F1.4 DG HSM Art【ソニーEマウント】 [ソニーE /単焦点レンズ][28MMF1.4DGHSMART]
確かにシグマにしては高いように思いますが、どちらのレビューでも言っていた通り、この性能でいてこの価格はかなりコスパがいいと思います。
Sony Eマウント用も4月に発売されました。
SonyにはGMasterシリーズの24mmの単焦点レンズがありますが、値段もかなりします。
SIGMAの28mmのクオリティと価格はSonyユーザーにとっても貴重な選択肢になると思います。
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まとめ
SIGMAから新しく発売された単焦点レンズを紹介しました。
28mmという焦点距離は私たちにとってかなり馴染みのある使いやすい焦点距離で、初めて買う単焦点レンズにはかなりオススメです。
普段見る景色を一段変わった表現で魅せてくれること間違いありません。
ぜひ一度手にとって、その最高の性能による描写を楽しんでみてください。
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