シグマのArtラインから発売されているフルサイズ用超広角単焦点レンズSIGMA 20mm F1.4 DG HSM。
誰しも一度くらいはダイナミックに自然を撮りたい、綺麗に星を撮りたいと思い、広角で明るいレンズを探したことはあるのでは無いでしょうか。
このレンズは星などを綺麗に撮れるのはもちろんですが、20mmという広角が魅せる面白い構図で写真を撮ることもできます。
ズームレンズとの違いや、20mmでF1.4というハイスペックレンズのメリットなどを詳しく紹介していきます。
目次
焦点距離20mmという広角 × F1.4という明るさ
焦点距離
20mmという焦点距離は普段私が見ている画角よりも広く、「あれ、ここまで写るのか」と驚かせてくれます。
SIGMA公式ページより引用
24mmや35mmにはない、違った楽しみ方ができます。
超広角のレンズを求めて、14mmなどのレンズなども候補に入ってくると思いますが、個人的には20mmで十分でした。
14mmのF1.8などのレンズはそれこそ値段が高くなりますので、 お金との兼ね合いにもなると思います。
20mmから下の広角は焦点距離の1mmで画角が大きく変わってきます。
SIGMA公式ページより引用
用途にもよりますが、14mmだと相当画角が広く、余計なものも写ってしまい結局トリミングしてしまうということが起きがちです。
実際に14mm~24mmで比較して自分に合う画角を探してみましょう。
F値
CanonやNikon, Sonyのレンズを見てみても、20mmでF1.4というスペックのレンズはありません。
Canonの20mmはF2.8、Nikonの20mmはF1.8、SonyのEマウントの広角は24mmが一番広角のレンズです。
- Canon EF20mm F2.8 USM
- Nikon AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
- SONY FE 24mm F1.4 GM
CanonやNikonの14mmのレンズはF2.8と、明るさという面では不十分かもしれません。
- Canon EF14mm F2.8L II USM
- Nikon AI AF Nikkor 14mm f/2.8D ED
このSIGMA 20mm F1.4 DG HSMは、F1.4という明るさなので星を撮るには間違いなく最適でしょう。
シャッタースピードを必要以上に遅くしてしまわなくて済むので、星が線みたいに流れることはありません。
また、夜間などの暗い中での手持ちの撮影でも、F1.4という明るさのおかげでシャッタースピードを落として手ブレをさせてしまったり、ISO感度をあげてノイズを出したりせずに綺麗な写真を撮影することができます。
SIGMA公式ページより引用
性能
もちろんレンズはF値だけでは優劣をつけることはできません。
解像度や、歪み、周辺光量などレンズには着目すべき要素が様々あります。
こちらのDXOMARKというサイトでは、解像度(シャープさ)や歪曲、周辺光量、色収差など様々な要素からレンズを総合的に採点しています。
例えば、先ほど例にあげたCanonやNikonのレンズと比較してみましょう。
SIGMA vs Canon
SIGMA 20mm F1.4 DG HSMと、Canon F 20mm f/2.8 USM、Canon EF 24mm f/1.4L II USMとをDXOMARKで比較してみました。
赤ワクで囲んでいる総合評価を見ていただいてもわかる通りSIGMAのレンズはCanonのどちらのレンズよりも優れている結果になりました。
特に、Sharpness(解像度)の部分で他のレンズを圧倒しています。
Canonの24mmも値段もそれなりにいいレンズなのですが、どうやら周辺光量落ちが大きくマイナスとなっています。
SIGMA vs Nikon
続いてSIGMA 20mm F1.4 DG HSMとNikonのAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDとAF-S Nikkor 24mm f/1.4G EDとをDXOMARKで比較します。
こちらも先ほどの比較同様、総合評価でNikonのレンズ上回っています。
やはりSharpness(解像度)ではダントツですね。
ただ、歪曲という点ではNikonの方がうまく補正されているようですね。
CanonとNikonと近い焦点距離、F値のものと比較しましたが、DXOMARKの総合評価ではSIGMAのレンズが上回っているという結果になりました。
価格:SIGMA 20mm F1.4 DG HSM
SIGMA 20mm F1.4 DG HSMのキャノンマウント、ニコンマウントの最新価格はこちらになります。
キャノンマウント
Canonの20mmと比べると価格は高いですが、DXOMARKのスコアをみてもわかる通り、Canonの20mmはF値が2.8で性能もあまりいいとは言えません。
反対に24mmはSIGMAに性能は近いですが、価格がかなり高く設定されています。
ニコンマウント
Nikonの20mmは価格も低く、性能もそこそこ良いので選択肢には入ってくるでしょう。
SIGMAのレンズは前玉が出ているのに対して、Nikonの20mmはフィルターを装着できるというメリットがあります。
Nikonの24mmはいいレンズですが、価格が高く、発売されたのもかなり前なのであまりオススメできません。
ソニーEマウント
このレンズは2018年にSonyのEマウントも発売しました。
Sonyには20mm以下の広角の単焦点レンズがないので、a7シリーズなどのユーザーにとってはかなり貴重な選択肢となるでしょう。
ちなみにSONY FE 24mm F1.4 GMはコンパクトながらかなりの高性能なレンズですが、価格も当然それなりにします。
Sonyユーザーで、金銭的に余裕がある、24mmで問題ないという方はこちらのレンズで良いでしょう。
個人的には差額でレンズをもう一本買って写真の幅を広げることをオススメします。
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まとめ
今回はSIGMAの広角単焦点レンズ SIGMA 20mm F1.4 DG HSMを紹介しました。
他のメーカーにはない20mm F1.4でかつ解像度など高スペックでありながら、価格もかなり抑えられておりコスパ抜群です。
明るい広角のレンズが欲しい方はぜひ一度使ってみてください。
こちらの記事では、実際にSIGMA 20mm F1.4 DG HSMを購入して撮影した作例とともにオススメのポイントを紹介しているのでぜひご覧ください。

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