今回はSIGMAのSony Eマウント用のAPS-Cサイズの単焦点レンズ SIGMA 16mm F.1 4 DC DNを紹介します。
Sony Eマウント用のAPS-Cサイズの単焦点レンズというと数が限られている上に、広角の単焦点は非常に少なく、Sonyから発売されているものでもSEL16F28(E16mm F2.8)、もしくはSEL20F28(E 20mm F2.8)しかありません。
ズームレンズで、10mmや16mmから始まるものもありますが、F値がF4と暗く、星の撮影や夜景、ボケを生かした写真はなかなか撮影することができません。
今回は、16mmながらF1.4を実現した明るい広角の単焦点レンズ、SIGMA 16mm F1.4 DC DNの特徴やその性能について徹底的に解説していきます。
明るい広角単焦点レンズ
- 基本性能や特徴
- Sonyの単焦点レンズとの解像度の違い
- レビュー : 口コミや作例
- おすすめポイント
目次
性能:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
16mmは35mm換算で広角の24mm相当になります。
24mmは、人間の目の画角よりも広いので、壮大な風景や全景を入れやすく使い勝手が非常にいいです。
特に風景ではダイナミックな構図で撮影することができ、絶景に引き込まれます。
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また、このレンズはF1.4という、とても明るいレンズなので、その画角の広さと明るさで星空を撮影する際にも最適です。
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もちろん暗い場所での撮影にも全く問題はありません。
また、被写体に寄って背景や前景をぼかすことでダイナミックな写真も撮ることができます。
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- 風景
- 星空
- 夜景
特徴 / 比較:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
解像度:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
このレンズの優れているポイントはその圧倒的な解像度にあります。
Lenstipのデータを使用しSIGMA 16mm F1.4 DC DNとSony SEL16F28とで、中央の解像度・周辺の解像度をそれぞれ比較してみました。
カメラにもよりますが、APS-Cサイズのレンズでは70lmppを超えていると十分すぎる解像度と言われています。
まず中央の解像度ですが、全体的にSIGMAのレンズの解像度がかなりいいであることがわかります。

16mm中央の解像度
特にF2やF2.8に絞った時には、他のレンズには見られないほどの解像度となっています。
続いて周辺の解像度ですが、こちらも全体的に素晴らしく、Sonyのレンズと比べても圧倒的に解像度が高いことがわかります。

16mm周辺の解像度
一般的には周辺の解像度はかなり落ちるのですが、このレンズは周辺までしっかり高い性能を発揮しています。
こちらの記事では実際にSIGMA 16mm F1.4 DC DNとSony SEL16F28との解像度を比較していますので、実際にこの数字の差がどのくらい違うのか写真を見比べてみてください。
レンズの構成枚数・絞り羽根枚数
また解像度以外にも、レンズの構成枚数や、絞り羽根枚数も違います。
レンズの構成枚数は多ければ多いほど、様々な収差(にじみや変な色の出現)を少なくすることができたり、逆光にも強いレンズなります。(他にもコーティングや素材など様々な要素に起因します)
また、絞り羽根枚数は多ければ多いほど、ボケの形がキレイになります。
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高級なレンズではだいたい9枚以上の絞り羽根が入っていて、このクラスでこの枚数はかなり贅沢に使われていると言っていいでしょう。
SIGMA 16mm F1.4 DC DN | SONY SEL16F28 | SONY SEL20F28 | |
レンズ構成枚数 | 13群16枚 | 5群5枚 | 6群6枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 7枚 | 7枚 |
Sonyのレンズを上回る解像度。レンズ自体も豪華な仕様になっており、性能の高い仕上がりに。
動画:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
SIGMA 16mm F1.4 DC DNは、動画撮影にもしっかり対応してますので、α6300や、α6400、α6500といった4Kの映像を撮ることができ、写真のみならず動画もハイクオリティで撮影することができます。
動画AFに対応する光学設計とステッピングモーターの採用により、オートフォーカスによる自然なフォーカスワークを可能にします。ソニーEマウントではファストハイブリッドAFにも対応し、高速なAFを実現しています。カメラの顔認識AF機能を使えば、撮影中に被写体が動いても顔にピントを合わせ続けることができます。
実際、YoutuberやVloggerがα6500とSIGMAのDC/DNレンズで動画を撮影しているのをよく見かけます。
最近発売されたα6400も動画に特化してますので、このレンズと相性は抜群です!
Sonyのレンズを上回る解像度。レンズ自体も豪華な仕様になっており、性能の高い仕上がりに。
動画でも性能を発揮できる最適な設計。
レビュー:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
レビュー / 口コミ:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
シグマの16mm F1.4 は素晴らしい性能で、非常に明るく価格もリーズナブルで、m4/3ユーザーとEマウントユーザーの双方にとって魅力的なレンズだ。
良い点:素晴らしい解像力、色収差が少ない、歪曲が無視できる大きさ、価格が安い、F1.4の大口径、動画に使える静かなAF、防塵防滴。
悪い点:距離目盛りと被写界深度目盛りが無い。
本レンズの1番の魅力はキレのある高い解像感であり、Contemporaryラインとは思えぬ描写だ。ここだけ見ればArtと名乗っても良さそうな仕上がりだと感じた。
また、歪曲や色収差などもみられるものの、こちらはカメラ内や撮影後の現像時に十分補正可能なレベルなのでそれほど気にしなくても良さそうだ。
描写はピント面からデフォーカスへと向けて、なだらかに輪郭を失って行くボケが美しい。量感たっぷりで品を感じます。開放からよく写りますが、24mm相当という画角をもう一度見返してしまうほど美しく大きなボケを伴います。
- 速くて精度の高いAF
- 距離目盛なし
- 被写界深度目盛なし
- やや歪曲あり
作例:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
Instagramのハッシュタグをたどって、SIGMA 16mm F1.4 DC DNの作例を紹介します。
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価格:SIGMA 16mm F1.4 DC DN
この焦点距離とF値、入っているレンズの枚数や解像度など、本来であれば(他のメーカーであれば)、倍以上の価格で販売されいるのが普通ですが、破格すぎます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
焦点距離、F値、解像度など、レンズとしてトップクラスの性能を持ちながらのこの価格は、ソニーのα6400などのAPS-Cのミラーレスカメラユーザーにとっては唯一の選択肢でしょう。
- α6400,α6300,α6500を持っている人
- 星や風景のために明るい広角レンズを探している人
- 動画も撮影したい人
これから写真を始める方も、すでにα6400、α6300、α6500といったカメラをお持ちの方も、ぜひこのレンズで新たな写真・動画の世界を楽しんでみてください。
明るい広角単焦点レンズ



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