シャッタースピードとは
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。
表し方としては、1秒、1/2秒、1/6秒、、、1/250秒、1/500秒のように表します。
シャッタースピードを速くすると、カメラが光を受け取る時間は短くなり、逆にシャッタースピードを遅くすると、カメラが光を受け取る時間は長くなる構造です。
シャッタースピードを速くすると光を受け取る時間が長くなる
シャッタースピードが変化することで撮影する写真にどのような影響があるのでしょうか?
この記事ではシャッタースピードの調整によって起こる2つの変化についてまとめていきます。
- シャッタースピードの調整で起こる2つの変化
①明るさが変わる
まず1つ目の変化として、明るさが変わります。
上で「シャッタースピードを速くすると、カメラが光を受け取る時間は短くなり、逆にシャッタースピードを遅くすると、カメラが光を受け取る時間は長く」なると説明しました。
光を受け取る時間が長ければ長いほど(つまりシャッタースピードが速ければ速いほど)、カメラが蓄積する光の情報は多くなるので、写真は明るく仕上がります。
逆に光を受け取る時間が短ければ短いほど(つまりシャッタースピードが遅ければ遅いほど)、カメラが蓄積できる光の情報量は少なくなるため、暗い仕上がりになります。
- シャッタースピードが早ければ早いほど明るくなる
- シャッタースピードが遅ければ遅いほど暗くなす
そのため、明るい場所での撮影ではシャッタースピードを遅くし過ぎると白飛びする可能性が高いです。
逆に星空の撮影時や、暗い場所での撮影ではシャッタースピードを遅くすることで、光をより多く取り込み、人間の裸眼では見えないような像でも写真に映し出すことができます。
②被写体の写り方が変わる
「明るさ」についてはわかりやすい変化だったと思いますが、「被写体の映り方」の変化については少し想像が必要です。
シャッタースピードを変えると、動いている被写体の写り方が変わります。
被写体が動くものだと特に、この変化については意識しておかなければなりません。
具体的には、シャッタースピードが速いと、被写体が動いていても止めて写すことができます。
シャッターが素早く閉じるので、カメラが情報を受け取る時間も一瞬に近づき、手ブレがしにくくなるのです。
逆にシャッタースピードが遅いと、手ブレしやすくなります。シャッターが開いている間に被写体やカメラそのものが動いたりしてしまうと、像がブレブレになってしまいます。
- シャッタースピードが速いと手ブレがしにくい
- シャッタースピードが遅いと手ブレがしやすい
そのため、動いている被写体を止めて写したい場合はシャッタースピードを速くして撮影する必要があるのです。
逆に川の水の流れを綺麗に写したい時や、車のライトを線状に写したい時など、あえて被写体の動きを表現したい場合には、シャッタースピードを遅くすると良いでしょう。
まとめ
この記事では、シャッタースピードを調整することによって生じる2つの変化について紹介しました。
簡単にまとめ直しておきます。
- シャッタースピードが早ければ早いほど明るくなる
- シャッタースピードが遅ければ遅いほど暗くなす
- シャッタースピードが速いと手ブレがしにくい
- シャッタースピードが遅いと手ブレがしやすい
撮影の環境や、仕上げたい表現によってシャッタースピードを使い分けてみましょう。
カメラの設定には他にもF値や焦点距離といった大切な要素があります。
以下の記事でそれらについてそれぞれ解説していますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
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