写真をやっていると「RAW」や「JPG」という用語をよく見かけませんか?
レタッチ関連のことを調べていると頻繁に出てくる単語だと思います。
しょーきち
「RAW(ロー)」と「JPG(ジェイペグ)」とは、撮った写真のデータの形式のことを指しますが、それぞれ具体的にどのような状態のデータになるのでしょうか。
ここでは「RAW」と「JPG」の違いについて、簡単に説明していきます。
RAWとは
日本語に直訳すると「未加工の」「生の」という意味になりますが、写真において「RAW」というと、とてもざっくり説明すると「カメラで捉えた光の情報をRGBで記録したデータ」のことです。
これを理解するためにはカメラがどのようにして撮影した風景を写真として記録しているか、その仕組みを理解する必要があります。
カメラはレンズ経由で入ってきた光を本体最深部に内臓されているイメージセンサーで捉えます。
▼イメージセンサーについては以下の記事で説明しています
イメージセンサーで捉えられた色の情報は電気信号に変換され、R(赤)G(緑)B(青)に分解されます。
RGBは光の三原色といい、それら3つの濃度の組み合わせなどであらゆる色を作り出すことができるというものです。
分解されたRGBの情報は「画素」と呼ばれる、写真を構成する最小単位にそれぞれ分け与えられ、RGBの情報を持った画素たちが集まることで像が出来上がります。
つまり、RAWデータとは、カメラが捉えた光をRGB情報に変換して記録したデータということになります。
JPGとは
RAWとは光をRGBに分解して記録したデータだと説明しました。
対してJPGは何かというと、RAWから無駄な情報を省き、圧縮したものなります。
表示される像は同じでも、イメージセンサーの捉えた色や明るさの情報は必要な分しか持っていないのがJPGです。
そのため、RAWデータと比べて編集の融通が利きにくいですが、圧縮されている分容量が軽いのがJPGの特徴になります。
まとめ
ここまでRAWとJPGの違いを説明しました。
最後にそれぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめます。
RAW
メリット:光の情報が全て入っているため、データが豊富。編集の融通が100%利く。
デメリット:データが重い。
JPG
メリット:不要なデータが省かれているため、データが軽い。
デメリット:RAWと比べて持っているデータ量が少ないため、編集の融通が利きにくい。
以上、いかがでしょうか?
簡単に理解しておけば、特に不便なことはないと思います。
参考までに覚えておきましょう。
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