カメラには基本的に決められたマウントのレンズしか装着することができません。
つまり、CanonのカメラにはCanonのレンズを、SonyのカメラにはSonyのレンズしか使用することができないということです。
しかし、マウントコンバーターがあれば他社のレンズも使うことができるようになります。
SIGMA Mount Converter MC-11とは、SIGMAから発売されているマウントコンバーターのことで、SIGMA製のCanonマウント用レンズ、SIGMAマウント用レンズをSonyEマウントに装着できるようにするアダプターのことです。
SIGMAのHPより引用
SIGMAが動作保証してるのはSIGMA製のCanonマウント用のみですが、実際にCanon製レンズのほとんどのものが使えるそうです。
では、このMC-11がなぜ神アイテムなのか、その3つの理由を紹介します。
目次
Sonyα7シリーズユーザーにとって, SIGMA MC-11が”神アイテム”な3つの理由
1.レンズの選択肢が増える
Sonyのミラーレスカメラα9やα7RIIIなどは他のミラーレスカメラの中でも性能が突出しているため多くの人が使っている反面、レンズのラインナップが少なく選択肢が限られています。
また、α7IIIなどのせっかくいいカメラを買ったのにレンズが高くてレンズキットのレンズなどを使い続けていたりしませんか?
このマウントコンバーターを使用することで、SIGMAの豊富なレンズナップという選択肢が増えるとともに、Sony製のものよりも価格は手が届きやすく性能も同等以上なので、Sonyのレンズを1本買う代わりにSIGMAのレンズを2本買うことができ、写真の幅を広げることに繋がります。
例えば、SonyのF2.8の広角ズームレンズにFE 16-35mm F2.8 GMというレンズがあります。
いわゆる大三元レンズと呼ばれるレンズの1つでトップクラスの性能を誇ったレンズです。
▼大三元についてはこちら

現在Amazonの価格は20万を越えます。
レンズ1本に20万以上はなかなか手の出しづらいところです。
一方SIGMAのF2.8の広角ズームレンズはどうでしょうか?
こちらの記事で比較していますが、このF2.8の広角ズームレンズの解像度はSIGMAのレンズがかなり優れているようです。

このSonyをも上回る性能でありながら価格は約10万円も低いんです!
この差額の10万で他のレンズを購入してさらに表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
2. 様々なメーカーのカメラを使い分けることができる
「これがメリットになるの?」と言われる方もいるかもしれません。
また、1台で十分と感じる方も多いかもしれませんが、カメラには使用されているイメージセンサーや処理エンジンなどが違い、カメラによってそれぞれ得意・不得意なシチュエーションがあります。
高感度で暗いところでもノイズがあまり出ないカメラ α7SII
解像度に優れていて風景などには最適なカメラ α7RIII
動画に強いカメラ Lumix GH5
AFスピードや連写に優れたプロフェッショナルカメラ α9
バランスの取れたオールマイティーなコスパのいいカメラ α7III
実際にMC-11を使いどうやって組み合わせられるか紹介します。
風景写真家の方はSIGMAのシグママウント用レンズをSIGMAのsd Quattro Hというミラーレスカメラと、Sonyのα7RIIIなどのミラーレスカメラとを使い分ける例です。
Sonyのα7RIIIは高解像度で高性能な万能カメラです。
多くの人が普段使いのデフォルトのカメラとして使うことが多いでしょう。
また、sd Quattro H含めSIGMAのカメラはFoveonセンサーという他のカメラメーカーにはない独自の突出した高解像度を誇るイメージセンサーを搭載しています。
木々や岩肌のディテール、建物などの質感がそのまま写真に現れるほどの解像感なのでそういった被写体を撮る際にはこぞってこのカメラを使うそうです。

(SIGMA公式サイトより引用)

(SIGMA公式サイトより引用)

(SIGMA公式サイトより引用)
このカメラのマウントはシグマ独自のマウントなので、シグマ製のレンズのみ公式に動作保証しています。
この例では、シグママウント→ソニーEマウントのMC-11で、シグママウントのレンズをsd Quattro HでもSonyα7シリーズでも使用できるということです。
また、先日発表のあったLマウントのアライアンスによって、シグマ、パナソニック、ライカが共通のマウントを採用するのに加え、新しいマウントコンバーターも発表されました。
キヤノンマウント→Lマウントと、シグママウント→Lマウントにコンバートできるとのことです。
例えば、Panasonicのカメラは動画に強いので、これから発売されるLマウントのカメラ、S1やS1Rは動画性能の高さに期待できます。
シグママウント用もしくはキャノンマウント用のレンズに新たなマウントコンバーターを装着することで使用できます。
写真もオールマイティーに撮りたいときはMC-11を装着しSonyα7IIIやα7RIIIで使用する。
もしくは、キャノンマウント用レンズを買いPanasonicのS1やS1RとEOS Rなどと組み合わせることも可能です。
このように写真と動画とでカメラを使い分けることもできます。
同じレンズで複数の他のメーカーのカメラを使えるというのは表現の仕方も増えますし、何より同じレンズがつけるのでコストも抑えられ、荷物も少なくすることができます。
3. レンズ本来の性能を維持
マウントコンバーター発売以前はアダプターを介することに後ろ向きな方も多いようでしたが、レンズメーカーから高性能で便利なMC-11が発売されたことでそのハードルも徐々に落ち、今ではCanonやNikonからもミラーレスカメラへのアダプターとして発売されています。
そんな中でもやはり気になるのはオートフォーカスのスピードや精度です。
色々なレビューなどを見ているところ、オートフォーカスの精度には全く問題ないようです。
AF-Cが使用できない(使えはするが性能がイマイチ)ので、動画を撮る(AF-Cを使う)方はSonyのEマウントを購入した方がいいでしょう。
Sonyの瞳AFにも対応していますし、実際に自分で使ってみたところ特に何も不自由やストレスを感じることなく撮影できました。
AFのスピードについては人によって気になる具合も違いますし、撮影する被写体によっても必要なスピードも変わってくるでしょう。
自然風景などの静止した撮影を主にする場合は全くもって問題ないと思います。
価格
こんなに便利なアイテムですが、かなり手の出しやすい価格となっています。
Sonyの純正を買うよりも、SIGMAのレンズとこのMC-11を買ってもかなり低く抑えることができます。
しかも性能としてはほとんど純正のものと同じように使用することができるのでコスパとしてはかなり高いですね。
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まとめ
SIGMA マウントコンバーター MC-11は革新的なアイテムで、特にSonyα7を使っている方にはマストなアイテムと言ってもいいでしょう。
レンズの選択肢が増える上にカメラを使い分けることができ、表現の幅もグッと広がること間違いなしです。
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