【初心者必見】ポートレート写真を撮るときに意識すべき3つのこと

【初心者必見】ポートレートを撮るときに意識すべき3つのこと

instagramの普及によって、ポートレート写真を目にする機会が増えました。

ポートレートを撮影したい場合、どのような部分に意識を向ければ良いのでしょうか?

今回は、ポートレート撮影において重要なポイントを3つに分けてご紹介致します。

ポートレートとは

本題に入る前に、まずは「ポートレート」というジャンルについて理解しておきましょう。

よくスナップ写真や隠し撮りと勘違いされがちですが、ポートレートには一応、ポートレートにしかない特徴があります。

ポートレートの条件
  1. モデルがいる
  2. モデルが被写体であることを自覚している(ここ重要

当たり前に思うかもしれませんが、②が特に意識すべき特徴です。

「モデルが被写体であることを自覚している」というのはポートレートの特徴であり、このポイントをいかに最大限活かせるかどうかが出来栄えに関わってきます。(この後のモデルの「ポージング」の話に関わってきます。)

上記を踏まえた上で、ここから本題に入りましょう。

ポートレートを撮影する時に意識すべきポイント

  • ポージング
  • ライティング
  • カメラポジション
ポートレートを撮影する時に意識すべきポイントは以下の3点です。

それらを1つずつ解説していきます。

ポージング

ポージング

モデルが被写体であることを自覚しているということは、ポートレートはモデルとの共作になると意識しましょう。

モデルのポージングはポートレートの完成度に密接に関わってきます。

そして撮影者は、自分の描いた通りにモデルがポージングしてくれるように流れを作らなくてはなりません。

ポージングの仕方には、撮影者がポーズを指示して静止してもらうパターンと、雰囲気やノリに合わせて自由に動いてもらうパターンがあります。

前者の場合、撮影者はモデルに対して明確な指示を出せるように意識してください。

「右手を○cm前に出して」や「顔を○cm右(モデルにとっての右)に回して」など、具体的な数字で指示すると良いでしょう。

指示が曖昧だとモデルとの認識が噛み合わず、時間がかかってしまいますし、出来栄えもあまりよくなりません。

後者の場合、モデルの自由度は高いためモデルのパフォーマンスを最大限発揮させやすいです。

ところが、こちらでも撮影者は自分のなんとなくでも持っている完成イメージをもとに、モデルに対してそう動くように流れを作ってあげる必要があります。

そうでないと支離滅裂な写真になってしまう恐れがあるためです。

BGMを流したり、お菓子や物を用意したりするのは流れや雰囲気をコントロールする1つのテクニックですね。

ライティング

ライティング

ライティングは光の加減について調整する工程です。モデルにどんな光を当てて撮影するのか、こちらもポートレートの出来栄えを大きく左右します。

ライティングのポイントとしては以下のようなものがあります。

ライティングのポイント
  • モデルにどのような光が当たっているか
  • その光はどこから来ているか

モデルの顔に影の残るような硬い光なのか、それとも自然に当たっている柔らかい光なのか。

どのような光が当たっているか意識して、状況に応じて変えてみることで雰囲気も変わるでしょう。

また光はどこから差しているのか(日光なのか、人工の光なのか、木漏れ日なのか)についても意識してみることで撮影の選択肢は増えます。

写真で醸し出したい雰囲気に応じて、場所や角度を変えたり、レフ板を使うなどしてコントロールしてみましょう。

カメラポジション

カメラポジション

モデルをどの位置・角度・距離から撮影するかによって、写真の出せる雰囲気やイメージは変わってきます。

カメラポジションのポイントは以下です。

カメラポジションのポイント
  • アングル
  • 撮影距離

アングル

アングルはハイアングルかローアングルで、見え方が大きく分かれます。

ハイアングルは上から撮影することで目を大きく見せたり、アゴのラインをシャープに見せたりすることができ、ローアングルでは足が長く、小顔に見せることができます。

これはレンズの特性上、レンズに近いものが大きく見えて、遠いものが小さく見える原理があるためです。

この原理を意識して、小さく/大きく見せたい部分に応じてアングルを調整してみましょう。

また、見る側に与えるイメージとして、ハイアングルはへりくだったイメージ、ローアングルは高尚そうな(憧れの対象になるような)イメージを与えるのに最適です。

また中間としてアイレベル(目線と同じ高さ)もあり、こちらではカジュアル感や親しみのあるイメージを出すのに最適です。

撮影距離

撮影距離はモデルの身体のプロポーションを調整できる要素と考えましょう。

上記で、レンズの特性としてレンズに近いものが大きく見えて、遠いものが小さく見える原理があると説明しました。

撮影距離をモデルに近づけると、レンズに近い部分と遠い部分の差が大きくひらくため、プロポーションは歪みます。

反対に撮影距離を遠ざけると、プロポーションは均一になります。

身体のどこかを際立たせたい場合はそこに距離を近づけ、逆に全体をバランスよく撮りたい場合は距離を離して調整しましょう。

まとめ

さて、ここまでポートレートの撮影時に意識すべきポイントについてご紹介しました。

ポートレートはモデルとの共作になるので、上手くコミュニケーションを取りつつ、描いた通りの写真を撮れるようにしてみましょう。

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