イメージセンサーの違いがわからない?まずはフルサイズとAPS-Cの違いを抑えよう!

イメージセンサーの違いがわからない?まずはフルサイズとAPS-Cの違いを抑えよう!

一眼レフやミラーレスについて調べていると、「フルサイズ」や「APS-C」「マイクロフォーサーズ」といった言葉に頻繁に出くわすのではないでしょうか?

それらの言葉は、カメラの「イメージセンサー」と呼ばれる部位の大きさを指すものなのですが、実際にはどのような違いがあるのかわからない人が多数だと思います。

しょーきち

難しそうで理解するのを諦めていました

そこでこの記事では、「フルサイズ」と「APS-C」の違いについて、両者を比較しながら解説します。

この記事を読んでわかること

フルサイズとAPS-Cの違いを以下の観点で理解できます

  1. 画質
  2. 写る範囲
  3. ボケやすさ
  4. サイズ・重量・価格
  5. 対応レンズ

イメージセンサーとは

イメージセンサーとは

冒頭で、フルサイズやAPS-Cは「イメージセンサーの大きさ」を指すと述べましたが、そもそもイメージセンサーとは何かをご存知でしょうか?

イメージセンサーとは、カメラのレンズを外した時に見える四角いあの部分です(上の写真のオレンジ色の部分です)

この四角い部分から光を捉える構造になっています。

そのため、四角の面積が広ければ広いほど(イメージセンサーサイズが大きければ大きいほど)光を多く取り込める仕組みです。

  • レンズを外した時に現れる四角い部分がイメージセンサー
  •  イメージセンサーが大きいほど多くの光を取り込める

このイメージセンサーの大きさは以下の3つの種類に分けられます。

  1. フルサイズ
  2. APS-C
  3. マイクロフォーサーズ

面積が大きいものからフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの順になり、図式で表すと、このようなサイズ感になっています。

イメージセンサーの違い

APS-Cは372.88mm2の面積を有しており、フルサイズの面積は864mm2です。

つまり、フルサイズはAPS-Cの約2.3倍の面積を有していることになります。

イメージセンサーによってなにが変わるのか?

画質が変わる 〜フルサイズの方が画質が良い〜

画質が変わる 〜フルサイズの方が画質が良い〜

イメージセンサーは、簡単に表すとデジタルカメラの「目」となって光の情報を受け取る役割がある箇所です。

しょーきち

デジタルカメラの目というのはわかりやすいですね!

そのためフルサイズはAPS-Cよりも2.3倍光の情報を多く受け取ることができ、自ずと画質も良くなります。

画質を決める要素には画素数もありますが、イメージセンサーの大きさも画質に非常に影響するのです。

難しい説明は省きますが、1画素あたりの光を受ける量に違いが出てくるために画質に違いが出てくると覚えておきましょう。

イメージセンサーが大きいほど画質がよくなる

写る範囲が変わる 〜APS-Cの方が望遠〜

写る範囲が変わる 〜APS-Cの方が望遠〜

APS-Cがフルサイズよりも光の情報を受け取る面積が小さいということはすでに説明しました。

光を受け取る範囲が狭いので、自ずとAPS-Cはフルサイズよりも写真で写すことができる範囲が狭くなり、望遠で撮影したような仕上がりになります。

また、豆知識程度で知っておくと結構役に立つのですが、同じレンズをつけていても、フルサイズとAPS-Cでは画角のmm数が違ってきます。

しょーきち

知らなかったです

例えば、24mm単焦点のレンズをフルサイズで装着するとそのまま24mmの画角になりますが、全く同じレンズをAPS-Cで装着した場合、画角は実質36〜38mm相当になってくるのです。(※メーカーによってバラつきがあります。)

これがまさにAPS-Cの方が望遠になる理由になります。

APS-Cの場合とフルサイズの場合の画角の換算については、慣れておくととても便利なので、覚えておきましょう。

ボケやすさが違う 〜フルサイズの方がボケやすい〜

ボケやすさが違う 〜フルサイズの方がボケやすい〜

フルサイズとAPS-Cで比べた場合、フルサイズの方がボケやすくなります

その理由は、フルサイズの方が被写体に近づいて撮影できるためです。

大前提として、被写体に近づけば近づくほど、ボケを出しやすくすることができます。

早速ですが、上記で説明した画角の違いを思い出しましょう。

同じ画角(mm数)でもフルサイズよりもAPS-Cの方が望遠に写るため、被写体を同じ大きさで撮影したい場合に、より被写体に近づいて撮影できるのはフルサイズで撮影した場合です。

そのため、フルサイズで撮影した場合の方が、ボケを作りやすくなります。

サイズ・重量・価格が違う

サイズ・重量・価格が違う

APS-Cサイズのカメラは、フルサイズよりもイメージセンサーが小さい分、軽量でコンパクトなものが多いです。

軽量でコンパクトな分、フルサイズよりも安価になっています。

そのためコンパクトに持ち歩きたい・重いのは嫌だ、安く済ませたい、という方はAPS-Cの方が向いているのかもしれません。

対応レンズが違う

対応レンズが違う

APS-Cサイズモデルでもフルサイズモデルでも、基本的には同じレンズを装着可能です。

ところが一部、小型・軽量化を追求したAPS-C専用のレンズも売っているため、APS-Cモデルのカメラしか装着できないレンズも存在します。

生涯APS-Cを使い続けると心に決めている人は良いかと思いますが、少しでもフルサイズを買い換える可能性があるのなら、あまりAPS-C専用のレンズで揃えすぎない方が良いでしょう。

まとめ

フルサイズモデルとAPS-Cサイズモデルのカメラの違いを説明しました。

この記事では、大きく分けて以下の5つのポイントをご紹介しました。

  1. 画質
  2. 写る範囲
  3. ボケやすさ
  4. サイズ・重量・価格
  5. 対応レンズ

それらのポイントを比較してみて、ご自身に最適なイメージセンサーのサイズを選んでみてください。

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