Canonから新しいAPS-Cの一眼レフカメラEOS Kiss X10が発表されました。
↓こちらのおすすめのミラーレス一眼カメラでも紹介しています。
EOS Kiss X10とは2019年4月25日(木)発売のエントリークラスの一眼レフカメラで、2017年の7月に発売されたEOS Kiss X9の後継機種となります。
前機種のEOS X9から何が進化したのか、EOS Kiss Mとの違いは何か、オススメのキットやレンズについて詳しく解説していきます。
比較:EOS Kiss X10 vs EOS Kiss X9
約2年前に発売されたEOS Kiss X9ですが、そこから何が変わったのでしょうか。
下の表でKiss X10とX9の主な特徴をまとめてみました。
EOS Kiss X10 | EOS Kiss X9 | |
発売日 | 2019年4月25日 | 2017年7月28日 |
価格(ボディ) | 約7万5000円 | 約6万1000円 |
イメージセンサー | APS-C | APS-C |
有効画素数 | 2410万有効画素 | 2420万有効画素 |
画像処理エンジン | DIGIC8 | DIGIC7 |
ボディ内手ぶれ補正 | × | × |
顔認識 | ○ | × |
瞳AF | ○ | × |
動画 | 4K24p *クロップ, コントラストAF | フルHD 60p |
撮影枚数 | ファインダー時:1070枚 ライブビュー時:320枚 動画:約2時間30分 | ファインダー時:650枚 ライブビュー時:260枚 動画:約2時間 |
モニター | タッチパネル / バリアングル | |
Wi-Fi / Bluetooth | ○ / ○ | ○ / ○ |
サイズ | 122.4 × 92.6 × 69.8mm | |
総重量 | 449g:ブラック,シルバー/451g:ホワイト | 453g:ブラック/454g:シルバー/456g:ホワイト |
画像処理エンジンがEOS X9よりも進化し、オートフォーカスの性能や連写性能も上昇しています。
また、瞳AFに対応したり、4K動画の撮影も可能となりました。
Canon公式ページより引用
クロップ:センサー中央部の画素をクロップして撮影するため、画角は約1.5倍ほど狭くなります。
コントラストAF:デュアルピクセルCMOS AFが使用できないので、AFの精度が落ちてしまいます。
性能面での主な変更は、画像処理エンジンが新しくなり、瞳AFが搭載され、4K動画の撮影に対応した部分ですね。
外観については、サイズはX9と同じでですが、重量が若干軽くなりました。
比較:EOS Kiss X10 vs EOS Kiss M
EOS Kiss X10とEOS Kiss Mとどちらの方がいいか迷われる方も多いと思います。
大きな違いはKiss X10は一眼レフで、Kiss Mはミラーレスカメラという点です。
一眼レフとミラーレスの違い
一眼レフとミラーレスの違いはその名前の通り、ミラーレスカメラにはミラー(鏡)が存在しません。
ミラーは(光学)ファインダーを覗いて、直接被写体を確認するために使用します。
Canon公式ページより引用
一方で、ミラーレスには電子ビューファインダーがあり、液晶で被写体を確認することになります。
スマホのカメラに慣れている方は、液晶モニターで確認しながら撮影する方が使いやすいかもしれません。
ミラーがない分、カメラもレンズもコンパクトに設計することができるというメリットがあります。
Kiss X9とKiss Mの大きさ比較
今回はapotelyt.comという海外のサイトでサイズの比較をしていたのでそちらを引用させていただきます。
日本と海外では製品名が違い、EOS Kiss X10はCanon SL3、EOS Kiss MはCanon M50と名前がつけられています。
向かって左側がミラーレスカメラのEOS Kiss Mで、右側が一眼レフのEOS Kiss X10です。
重さ、サイズともに一回りKiss Mの方がコンパクトですね。
上から見てもわかるように、右側のKiss X10はミラーがある分、全長がどうしても大きくなってしまいます。
ほとんど性能面では違いのない両カメラですが、一眼レフとミラーレスカメラというだけで、サイズなどはこれほど大きく変わってきます。
一眼レフのメリット
ここまで聞くと、一眼レフのメリットは何?となると思います。
昔は一眼レフが主流でプロも使用していましたが、現在ではSonyをはじめ、多くのミラーレスカメラでプロも使用するハイレベルなカメラが発売されています。
画質面では差はありませんし、オートフォーカスもミラーレスカメラでもかなりの性能を持つカメラが増えてきました。
Canon公式ページより引用
そんななかで一眼レフとしてのメリットは、スポーツや飛行機などの動体を撮影する際に、光学ファインダーで直接被写体を追えるという点です。
ミラーレスカメラでは液晶モニターなのでどうしても映像に微少の遅延が生じてしまいます。
一瞬の動きを捉えるのであればやはり光学フィアンダーで直接覗いて撮影した方がいいでしょう。
しかし、これはあくまでもプロなどの話で、ミラーレスのような電子式のファインダーやモニターを見ての撮影で全く問題ないと思います。
iPhoneで撮影していても、映像の遅延等で何か気になったりしたことはおそらくないでしょう。
Canon公式ページより引用
また、ミラーレスはそういったモニターや電子式のファインダーを使用するのでバッテリーの消費はどうしても早いですが、Kiss Mでも静止画は約235枚、動画では約1時間25分撮影できます。
もし、これらの枚数や時間が足らないのあれば携帯バッテリーや予備のバッテリーを用意するという選択肢もあります。
- 動体など動きの早い被写体を撮影する人
- 撮影枚数が多い人
- コンパクトで軽量なカメラがいい人
- 普段使いや、旅行先で使いたい人
価格・キット : Canon EOS Kiss X10
EOS Kiss X10 ボディ
ボディの価格は以下になります。
EOS Kiss X10 (ブラック)・EF-S18-55 IS STM レンズキット
このレンズキットはKiss X10のブラックとEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMの標準ズームレンズのキットです。
EOS Kiss X10 (シルバー)・EF-S18-55 IS STM レンズキット
こちらはシルバーのボディとEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMの標準ズームレンズのキットです。
EOS Kiss X10 (ホワイト)・EF-S18-55 IS STM レンズキット
こちらはホワイトのボディとEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMの標準ズームレンズのキットです。
EOS Kiss X10 (ブラック)・ダブルズームキット
こちらはブラックのボディとEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMとEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMの標準ズームレンズと望遠ズームレンズのキットです。
オススメのキット・レンズ:EOS Kiss X10
キットの価格を紹介しましたが、こちらのレンズキットはあまりオススメできないというのが正直なところです。
どのレンズもF値がF4などと暗く、ボケのあるカメラならではの写真が撮れません。

写真を始めるなら、できればF値が1.4などの単焦点レンズと一緒に購入することをオススメします。
CanonのAPS-C用のレンズラインナップにはそのようなレンズは残念ながらラインナップされていないので、もしCanonの一眼レフにこだわりがないのであれば、Sonyのa6400やFufjifilmのX-T30などのミラーレスカメラがいいでしょう。


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まとめ
Canonの最新のAPS-CミラーレスカメラEOS Kiss X10を紹介しました。
前の機種のEOS X9よりは性能面でかなり進化しているようですが、カメラ業界のミラーレス化への流れとレンズラインナップの少なさから、この一眼レフを買うのはあまりいい選択肢ではないかもしれません。
iPhoneでは撮れないカメラならではの写真を撮るにも少し不十分でしょうし、やはりサイズがネックになってくるでしょう。
こちらでは他のミラーレスカメラについても紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

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