「孤独だね」は21世紀においては最高の褒め言葉

現代社会では「孤独だね」は最高の褒め言葉

いまを生きる人がもっとも言われたくない言葉の一つは「孤独だね」というものでしょう。

私たちは幼い頃から友達をたくさん作るように推奨され、仲間外れにならないように気を遣い、社会人になってからもSNSで交流する人数を増やそうと努めて、携帯の履歴をいつも気にかけており、懸命に人と繋がっていようとします。

現代人はつながりを作るのに必死

現代人はつながりを作るのに必死

これは日本社会そのものが、一つの共同体や同じ価値観に属するのを強いていて、私たちは幼い頃から友達をたくさん作るよう推奨され、仲間外れにならないように気を遣ってきたため、「孤独」に対してネガティブな印象を抱いているからです。

しかし、「人間は生れて死ぬまで孤独な動物だ」と小説家でありながら出家をしている瀬戸内寂聴はいい、孤独は外にしか向いていなかった目を自分のうちに向けるために必要かつ大切なものだと述べました。

孤独は外にしか向いていなかった目を自分のうちに向ける

孤独は外にしか向いていなかった目を自分のうちに向ける

例えば、シャネルやフェンディといった世界的ブランドを手がけるファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドは、週末の48時間は「独り」の大切な時間を奪われないために誰とも会わないのだといい、以下のように述べました。

「創造的な仕事をするためには、孤独になり充電する必要があり、1日24時間スポットライトに照らされるように生きてしまうと創造的になることはできない。私のような人々にとって孤独でいることこそ勝利だ。」

孤独でいることこそ勝利だ

孤独でいることこそ勝利だ

これは「創作とは自分自身と会話すること」であるからだそうで、他者からインスピレーションを得たり、情報が私たちに新たな知見を与えてくれることはあるが、オリジナルなものを作ったり、物事の本質を突き詰めるためには一人になってまとまった時間自分自身と向き合って考えなければならないからです。

孤独が自分自身と向き合い私たちを創造的にするのだとすれば、いつでもどこでも人と繋がっていられるようになった便利すぎる現代社会においては、「孤独だね」という言葉は最高の褒め言葉になりうるのではないでしょうか。

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